Zight(旧CloudApp)は、画面録画やスクリーンショットを簡単に共有できる便利なツールですが、有料プランを解約する前に必ず知っておくべき注意点があります。
結論から言うと、 有料プランをキャンセルしても、アップロードしたコンテンツがすぐに削除されるわけではありません。 しかし、実質的には過去のコンテンツが使えなくなる可能性が高いため注意が必要です。
無料プランに切り替わると「最新25件」しか見られない
Zightの有料プランを解約すると、アカウントは自動的に無料プランへ切り替わります。
公式サポートによると、無料プランでは以下の制限があります。
- アクセスできるのは 直近25件のアイテムのみ
- 26件目以降の過去コンテンツは管理画面に表示されない
- 動画・スクリーンショット・ファイルすべてが対象
つまり、データ自体はサーバー上に残っていても、管理者としてアクセスできるのは25件までという仕組みです。(実際にサポートに確認済)

共有リンクを知っている顧客も「見られなくなる」
よくある誤解として、
「すでにリンクを送っている動画は、解約後も見られるのでは?」
と考えてしまいがちですが、これはほぼ確実にNGです。
無料プランではアカウント全体でアクセス可能なアイテム数が制限されるため、
- 25件以内 → 再生できる
- 25件を超えた古い動画 → 共有リンクを知っていても再生不可
という挙動になります。
そのため、 過去に顧客へ送った操作説明動画やマニュアル動画が、突然見られなくなる というトラブルが起こる可能性があります。
「削除されない」=「安心」ではない理由
Zightは「削除型」ではなく「アクセス制限型」の設計です。
| 状態 | 実際の挙動 |
|---|---|
| データ | サーバー上には残る |
| 管理画面 | 最新25件のみ表示 |
| 共有リンク | 25件外は事実上無効 |
| 再課金 | 再び見られる可能性あり |
つまり、 使えなくなっているだけで、復活する可能性はある という点も特徴です。
一度無料プランにしたとしても今までの古いコンテンツが削除されることはありません。しかし、管理者もURLを知っているユーザーも見れなくなるという形になります。
解約前に必ずやっておくべき対策
Zightを業務や情報共有で使っている方は、解約前に以下を強くおすすめします。
重要な動画・スクショは必ずバックアップ
- ローカルへダウンロード
- Google Drive / Dropbox などへ保存
動画であれば、 Youtubeの限定公開でアップしておくのも手です。
今後も見せたい動画は25件以内に整理
- 重要な動画を再アップロードして「最新25件」に含める
- 不要な動画は事前に削除
Zightはどんな人に向いている?
- 一時的な画面共有や簡単な説明用 → 問題なし
- 長期的なマニュアル・顧客向け動画の保管 → 要注意
特に、 フリーランス・制作会社・SaaS運営者・講師業の方は 「無料に戻しても大丈夫だろう」と判断すると痛い目を見る可能性があります。
なので、とにかくアップロードされている動画やスクリーンショットで重要なものは保存しておきましょう。
↓ちなみに、Zightの場合は以下のようにしっかりと一括でダウンロードする機能があります。複数個ずつにはなりますが、一括チェックをしてダウンロードすることができます。 クリック後にデータの準備ができるとZightからメールが届きます。そこにダウンロードリンクがあるので、そちらからファイルを zip ファイル形式で保存することができます。

まとめ
有料プランから無料プランにした時の動作を以下に整理します。
- Zightの有料プランを解約しても、データはすぐに削除されない
- ただし 無料プランでは最新25件しかアクセスできない
- 管理者も顧客も、25件を超えた過去コンテンツは見られなくなる
- 解約前のバックアップと整理は必須




