AniWave(旧 9anime)は、Wikipedia でも明確に 「違法なアニメ配信サイト」として整理されているサービスです。2016年に「9anime」として登場し、2023年に AniWave へ名称変更されましたが、いずれの時期においても正規ライセンスを取得した配信サービスではありません。アニメ作品や映画、TVシリーズを無断でストリーミング・ダウンロード可能な形で提供しており、日本を含む多くの国の著作権法に抵触します。
運営面では、AniWave は FMovies 系列の海賊版ネットワークと関係があるとされ、ベトナムを拠点とする運営体制が指摘されてきました。その規模は非常に大きく、TorrentFreak などの海外メディアからは「世界最大級のアニメ海賊版サイト」「月間1億回以上アクセスされる違法サイト」と評され、著作権団体 Alliance for Creativity and Entertainment(ACE) による監視・摘発対象となっていました。
安全性の観点でも問題は多く、海外フォーラムでは「正規ドメインを使えば比較的安全」とする声がある一方、実態としては広告配信や動画サーバー経由でのポップアップ、リダイレクト、トラッキングが頻発していたことが確認されています。特に Filemoon や Mp4upload など外部動画サーバー由来の広告は制御が難しく、広告ブロッカーを使っても不審な挙動が発生するケースがありました。
最終的に AniWave は 2024年8月、ACE とベトナム警察の協力により 正式に閉鎖され、運営側自身も「正規サービスを利用してクリエイターを支援してほしい」というメッセージを残しています。現在アクセス可能な AniWave 名義のサイトは、公式とは無関係な偽サイト・クローンサイトである可能性が極めて高く、セキュリティリスクも大きいと考えられます。 総合的に見ると、AniWave は過去・現在いずれの観点でも、安全性・合法性の面で利用を推奨できるサービスではなく、日本国内の利用者は特に注意すべき存在と言えるでしょう。
警告
現在も Aniwave というサイトはいくつかありますが、すべて aniwave.○○ のようにドメインを変えて存在している違法サイトである可能性が高いです
ドメインから見る危険性
AniWaveを ドメイン情報(aniwave.se) の観点から見ると、安全性にはいくつか懸念点があります。まず、ドメインは 2023 年作成と比較的新しく、長期運営の実績がある正規サービスとは言いにくい属性です。登録者情報(holder)が非公開で、運営主体の実態を確認できない点も、信頼性評価ではマイナス要素となります。
ネームサーバーに Cloudflare を利用しているため、DDoS 耐性や可用性は一定水準にありますが、DNSSEC が未署名(unsigned delegation) であることから、DNS 応答の完全性・改ざん耐性という観点では万全ではありません。さらに、2024 年にドメインが移管され、2025 年に再度更新されている点は、摘発や遮断を回避するために運営主体がドメインを切り替えている可能性も示唆します。
加えて、serverTransferProhibited / serverRenewProhibited といったステータスは管理上のロックを示すに過ぎず、安全性を保証するものではありません。現在稼働している aniwave.se は公式後継ではなく、第三者によるクローンサイトの可能性が高いと考えられます。ドメインの新しさ、運営者不明、違法配信の文脈を踏まえると、セキュリティ面・法的リスクの両面で慎重な判断が必要なサイトと言えるでしょう。




