スプラッシュページは、訪問者がWebサイトの残りの部分を探索する前に表示するページです。それは本のプロローグのようなページと捉えていただくのが簡単かと思います。
今回はスプラッシュページについて詳しくまとめます。
スプラッシュページの使用を検討すべき場合
スプラッシュページはホームページの一歩手前で表示されるページです。スプラッシュページの機能は様々で、それらを使用して、製品やサービスの宣伝、重要な情報の伝達、割引の宣伝、年齢確認ゲートの設置などを行うことができます。
スプラッシュページを使用する理由はさまざまですが、すべて一貫した要素があります。
- メインWebサイトへのリンク(およびメインWebサイトからのリンク)
- 簡潔なコピー(明確な行動を促すフレーズ付き)
- 限られた視覚的要素
- 1つのメッセージまたは行動を促すフレーズ
そして、スプラッシュページには、さまざまなビジネスのさまざまな用途があり、主に以下のものに使用できます。
- 重要な情報を訪問者に通知する(免責事項や警告など)
- 訪問者の年齢または優先言語を確認します
- 誰かのサーバー、表示モード、およびサイト要件(サイトの低帯域幅バージョンと高帯域幅バージョンの選択など)を構成します
- 訪問者の連絡先情報やその他の個人情報を収集する
- 実行中のイベントやセールを宣伝したり、訪問者に割引を提供したりする
- 訪問者にサウンドをオンにするように促します(バックグラウンドの曲やビデオを聞いてもらいたい場合)
例えば、Webサイトが地域、言語、年齢などのユーザー変数に合わせて最適化されている場合、スプラッシュページを使用すると、訪問者は自分に最適なサイトを選択できます。
スプラッシュページとランディングページの違い
では、スプラッシュページとランディング ページはどう異なるのでしょうか?
簡単に説明すると以下のようになります。
・スプラッシュページ⇒ 訪問者がWebサイトに入る前に限られた(しかし必要な)情報を伝えるウィンドウ
・ランディングページ⇒ サイトから完全に独立した専用のWebページです
ランディングページは、訪問者がアクションを完了するためのマーケティングまたは広告キャンペーンで使用されます。つまり、ランディングページはコンバージョン率の高いページとして設計されています。一方スプラッシュページはそうではありません。
ランディングページには、目標に応じて2つの主要な原型があります。リードジェネレーションページとクリックスルーランディングページです。リードジェネレーションランディングページは、ビジネスの潜在的なリードをキャプチャします。一方、クリックスルーランディングページは、顧客をチェックアウトまたはサインアップページ、さらにはアプリストアに直接導きます。
4個のスプラッシュページの例
スプラッシュページについて簡単に理解したところで、実際のスプラッシュページ例を見てみたいと思います。
IKEA(イケヤ)
IKEA(イケヤ)の Webサイトに移動すると、フレンドリーな挨拶が表示され、現在地に基づいて表示するサイトを選択できます。
Bell’s Brewery
お気に入りの醸造所やワイナリーのウェブサイトにアクセスしたことがある場合は、次のいずれかを見たことがあるでしょう。
そうです。スプラッシュページはこのような年齢確認の警告にも使われます。
casa
casa(カサ)は、いくつかの国の買い物客にさまざまな家庭用品を提供しています。以下のように、casaのサイトではスプラッシュページを利用して、訪問者の言語にあったサイトを表示できるように誘導します。
Clearly
Clearlyは海外のコンタクトレンズ・メガネ等の小売店です。このサイトではスプラッシュページを使って、ユーザーを適切なサイトに誘導しています。
まとめ
スプラッシュページは、サイトによっては適さない場合もありますが、ユーザビリティを上げるには必要になる場合があります。