Shopifyの機能/メリット/完全解説レビュー2022年

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今回は今話題になっているShopify(ショッピファイ)の詳細レビューについて踏み込んで解説していこうと思います。Shopifyはカナダ産のEコマース構築クラウドサービスであり、2020年現在では約80万ものオンライストアに利用されています。

今回は実際にShopifyを利用している筆者がShopifyのメリット・デメリット・他の競合サービスとの違いについてご紹介をしていきたいと思います。

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簡単にShopifyとは?

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Shopify(ショッピファイ)を使うことで、初心者(およびプロ)がコーディングなしで簡単にオンラインストアを作成できます。ソフトウェアのインストールやホスティングサービスは必要ありません。Shopifyには、月額$ 29〜$ 299のプランが用意されており、Shopifyペイメントを使用すると、追加の取引手数料はかかりません。

Shopify設立の背景

Shopify(ショッピファイ)は、2006年、カナダに住むドイツ人の若者がスノーボードをオンラインで販売することを始めたところからスタートしました。

彼らは独自のeコマースソリューションを作成し、他の人もそれを使用できることに気付きました。

これがShopifyの始まりです。

そこから急成長で規模を拡大し、現在では従業員3000人以上の大企業へと成長しました。ECサイト構築プラットフォームのマーケットシェアはまだトップではあませんが、この調子ですと確実にマーケットシェアのトップになることができるサービスです。

Shopifyの価格プラン

shopify プラン 価格

Shopifyの基本的な有料プランは3つあります。

  • ベーシックプラン 29ドル/月
  • スタンダード 79ドル/月
  • プレミアム 229ドル/月

各プランの大きな違いは、スタッフの数と決済手数料になります。

  • ベーシックプラン・・・無制限の製品を販売できます。Shopifyペイメントを使用しない限り、Shopifyは2%の取引手数料を請求します。
  • スタンダード・・・無制限の製品を販売できます。Shopifyペイメントを使用しない限り、Shopifyは1%の取引手数料を請求します。
  • プレミアム・・・無制限の製品を販売できます。Shopifyペイメントを使用しない限り、Shopifyは0.5%の取引手数料を請求します。高度な詳細レポートと、配送料金計算アプリを利用することができます。

 

その他のプラン

上記のプラン以外にもShopifyには以下のプランが存在します。

  • Shopify Liteプラン・・・9ドル/月。店舗を持たずにSNSの販売チャンネルのみで販売を行いたい時に便利。サポート付き。
  • 無料トライアルプラン・・・基本的には14日間の無料トライアルプランから始めることができます。クレジットカードは不要です。
  • 開発者プラン・・・開発者向けのプランで、課金されることなくサイトをカスタマイズしたり、アプリをテストしたりすることができます。

Shopifyはカスタムドメインをサポートしていますが、独自ドメイン代は別にかかります。

参考記事 【画像付き】Shopifyストアでの独自ドメインの設定方法

Shopifyの長所と短所

実際にShopifyを利用してみて感じたメリット・デメリットについてまとめます。

PROS:
  • 誰でも使える直感的なインターフェース。
  • 無制限のホスティングサービスが付属。これにより、1商品あたりの画像数の上限などはありません。
  • 日本語に翻訳された十分なガイドとサポートドキュメント
  • 多彩なデザイン・モバイルフレンドリー
  • 上級者向けに、Liquidテンプレートをカスタマイズすることも可能
  • 小規模ストアから大規模ストアまで対応する管理能力
  • 4000個以上のアプリにより、希望の機能を自由に追加することが可能
  • WooCommerceやMagentoなどのオープンソースのサービスとは異なり、しっかりとしたサポートが含まれます。
  • サポートの質が高く的確な回答をもらえます。(日本語でもいいですが、英語Shopifyのサポートの方が優秀です。)
CONS:
  • SEOの設定は可能だが、URLの構造を細かくカスタマイズできない
  • 有料アプリによって多言語ストアには対応するが、デフォルトでは対応していない
  • Shopifyペイメントを利用しないと、別途手数料がかかります。(Stirpe,Paypalなど)
  • フリーページなどで通常のコンテンツを作成するにはLiquiedコードをカスタマイズしたり、htmlの知識が必要になる

各項目の評価

使いやすさ

★★★★★

ShopifyにはECサイト運営に必要な機能がすべて搭載されています。多機能の割にはメニューはとてもシンプルで、最小クリック数で目的のページに進めるように設計されています。

テーマ・テンプレート

★★★★★

Shopifyテンプレートは、モダンな外観とレスポンシブ(タブレットやスマートフォンと互換性があります)です。無料テーマでも十分にスタイリッシュなサイトを構築できますし、有料テンプレートを購入することでさらに簡単におしゃれなサイトを作成することができます。

参考 迷ったらこれ!デザインと機能を兼ね備えたShopifyのオススメ✅有料テーマ3選

すべてのユーザーがShopifyテーマのコード編集の権限があるので、上級者や開発者は簡単にテーマをカスタマイズすることができます。

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SEO

★★★★✩

オンラインストアに必要なSEO機能のほとんどが付属しています。商品ページやカスタムページのURLスラッグを自由に決めることができます。 例 xxxx.com/product
ただ、URLの構造自体はカスタマイズすることができないので、SEOにこだわる場合は少し物足りないかもしれません。

shopify seo

製品ページ情報

★★★★★

画像のズーム機能、無制限の商品画像の追加、動画の追加など申し分ない機能です。国内のサービスだと1商品あたりの画像の上限が決まっていますが、Shopifyでは無制限のメディアを追加できます。

製品のバリエーション

★★★★✩

サイズ、色、素材などの製品バリエーションを100個の組み合わせまで追加することができます。さらに追加が必要な場合はアプリで追加することができます。

カート機能

★★★★★

シンプルかつ、カスタマイズ可能なカートページがあります。テーマによってはポップアップ式のカートもあり、ユーザーの購入を妨げることはありません。また、カゴ落ちリマインダー機能がデフォルトでついているので、カゴに入れてから10時間後などに自動的にメールを送ることができます。

商品レビュー

★★★★★

無料アプリを利用することで、ユーザーは簡単に製品にレビューを残すことができます。有料のアプリを使うことで、画像付きのレビューを残せたり、既存のプラットフォームからレビューの一括インポートが可能になります。

支払いオプション

★★★★★

クレジットカード(Stripeなど)、PayPal、手動支払いオプション、さらにはビットコイン用のBitPay、GooglePay、AmazonPay、ApplePayなど幅広く対応しています。KOMOJUなどの外部の支払い方法を利用することでコンビニ支払いを行うことも可能です。

デジタル商品の販売

★★★★★

ダウンロード数や利用可能時間を制限することが可能です。配送はメールで処理されます。

SSL暗号化

★★★★★

顧客データと支払いトランザクションは、SSL(https)を介して暗号化されます。追加費用なしで含まれています。独自のチェックアウトドメインを使用することもできます。

お客様ログイン

★★★★✩

訪問者はゲストアカウントでチェックアウトするか、独自のログインを作成できます。アカウントを作成するかどうかを顧客に決定させることも可能です。アプリを追加することで、ポイント機能や、会員ランク機能を追加することもできます。

参考 Shopifyのポイント管理アプリ?5選+α を徹底比較してみました

クーポンコード

固定価格、パーセンテージ、送料無料、1つ購入で1つなど。最大使用可能枚数と有効期限を設定できます。クリスマス割などの季節による割引も設定が可能です。

配送・送料設定

★★★✩✩

国ごと、都道府県ごとに送料をわけることができます。また、合計金額や個数によって送料無料にすることなど可能です。アプリを追加することで、メール便の商品はX個まで同梱可能で送料無料という条件設定もできます。ただ、ネックなのが、配送日時指定の設定です。海外ではこのあたりが日本とは大きくことなるので、現状では国内のマーケット向けに上手に機能するアプリはありません。個人的にはここがShopifyの一番のデメリットになるかと思います。

商品管理

★★★★★

Shopifyは、在庫のあるすべてのアイテムを追跡します。通知を自動的に受信する設定もあります。オンラインとオフラインの両方の在庫を管理するPOSシステムもあります。これにより、iPadを介してオフラインで支払いを受け取ることができます。

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通知メール

★★★★★

すべての通知メールは高度なカスタマイズが可能です。

製品データのインポート

製品データは、Magento、eBay、WordPress、CSVからインポートできます。これにより、多くの時間を節約でき、以前のWebストアをShopifyに簡単に移動できます。

 

Shopifyの使いやすさ

Shopifyは本当に多機能であるにもかかわらず、簡単に利用できます。アカウントを取得したからショップを始めるまでには丸一日あれば行うことができるほど簡単です。

管理画面はとても直感的で必要なページにすぐに行くことができます。他のサービスに比べて、どこにどのオプションがあるか迷うことがほとんどありませんでした。

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テンプレートとデザイン

WooCommerceなどに比べてShopifyのテーマテンプレートの数は少ないですが、それでも随時新しいテーマが発表されています。すべてのテーマはモバイル対応でページのレスポンス速度も速くてサクサク機能します。これはSEOの観点からもとてもメリットがあります。

無料テンプレートが約10個ほどしかないのが残念ですが、それでもアプリを追加したり、コードをカスタマイズすることで機能的でクールなデザインにすることも可能です。

もし予算がある場合は公式ストアから140〜180ドルの有料テーマを購入できます。もしくは、外部サイトからテーマを購入することが可能です。

Shopifyのテーマはページビルダーを使っているので、ドラッグドロップで簡単にレイアウトの変更ができます。

ShopifyのEコマース機能

Shopifyのeコマース機能について詳しく見ていきましょう。

製品を追加して管理する

Shopifyのインターフェースを使用して製品を簡単に追加できます。また 、CSVファイルを介して製品をインポートすることもできます。 このオプションは、大規模なオンラインストアに非常に役立ちます。

補足:CSVファイルを使用して、顧客リスト、注文、レビューなどの他のデータをインポートおよびエクスポートすることもできます。Big Cartel、BigCommerce、Etsy、PrestaShop、Squarespaceには、ドラッグアンドドロップインポートツールもあります。

 

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製品の追加に関しては特に難しいことはありません。(例:タイトル、説明、画像またはビデオ、価格またはSEOオプション)
必要であればコレクション(カテゴリー)を割り当てることで、製品をまとめてリストを作成することができます。

SKU(在庫管理ユニット)と在庫追跡機能を使用すると、在庫をより効率的に管理し、在庫 切れのアイテムの販売を防ぐことができます。

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製品のバリエーションにも対応していますが、デフォルトではShopifyはは最大3つのバリアント (サイズ、色、素材など)まで追加できることに注意してください。すべての組み合わせは100通りまで対応しています。基本的にはこれくらいできれば、ほとんどのビジネスにとって十分だと思います。もしバリエーションが足りなければ、別の商品を作成するだけで解決できます。

shopifyはバリアントを追加します

 

Shopifyでデジタル製品(ビデオ、画像、ドキュメントなど)を販売するには 、Shopifyの無料のアプリをインストールする必要があります。(デフォルトで利用できるとありがたい。)

サブスクリプションストアを作成したり、定期販売を行うことも可能ですが、これらを実装するには有料アプリが必須になります。コストが高くなる可能性があるので注意が必要です。

Shopifyカテゴリー

Shopifyでは商品カテゴリーのことを「コレクション」と呼びます。

コレクションには2種類あります。

カスタムコレクション(手動コレクション)
名前の通り、手動で商品をピックアップして追加していくコレクション

スマートコレクション(自動コレクション)
タグ、タイトルに含まれるキーワードなど条件を指定することで自動的に振り分けを行ってくれるコレクション

 

スマートコレクションは以下のような条件で振り分けることができてとても便利です。

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複雑なカスタマイズを行ったり、アプリを使用しない限り、Shopifyでサブカテゴリの作成することはできません。

(例 ゲーム > コントローラー など)

支払い処理業者と取引手数料

筆者が知る限り、Shopifyは他のどのサービスよりも多くの決済ゲートウェイと連携することができます。国内マーケットに対しては十分Shopifyペイメント(クレジットカード、ApplePay、GooglePayが含まれます)で対応することができますし、KOMOJUなどを使うことでコンビニ決済にも対応します。

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また、手動の支払い方法として、代引決済や銀行振込にも対応しています。

Bank Deposit→ 銀行振込

Cash on Delivery (COD)→ 代引支払い

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代引手数料の設定について

公式ガイド
公式ガイドや、フォーラムの内容から代引き手数料という項目自体を作成することはできません。解決策としては、配送の選択肢に「ゆうパケット+代引き」という形で、送料の部分に含める必要があります。ただ、その場合だと「ゆうパケット(代引きではない普通の)」を選択しても、次の決済方法のページに代引きが表示されるので、注文ミスが起こりかねないです。

個人的にはここもShopifyの改善の余地があると思います。

Shopifyの配送

記事内にも書きましたが、配送日時指定以外の面を考えればShopifyの配送機能はとても便利です。

例えば以下のような配送ルールにも対応をしています。

配送方法および料金
ゆうパケット 全国一律350円(税別)
宅配便コンパクト 全国一律550円(税別)

※ただし宅配便コンパクトの場合、沖縄県及び離島は720円(税別)

■送料無料サービス
ゆうパケットの場合、1回の注文が4000円(税別)以上の場合は送料無料。宅配便コンパクトの場合、1回の注文が9000円(税別)以上の場合は送料無料。

※商品ごとに、商品のサイズによってゆうパックケットと宅配便コンパクト両方で配送できる商品と宅配便コンパクトだけでしか配送できない商品とか分かれます。

Intuitive Shippingという有料アプリがオススメです。こちらを利用すると、商品タグや重さ、配送先の住所に応じて送料を事細かく計算することができます。例えば離島への配送料を計算する場合は、あらかじ離島の郵便番号をすべてセットしておけば、その郵便番号に該当する配送料を値上げることができます。

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様々な条件を指定して「配送シナリオ」としてルールを作成可能。
↓カート内のサイズ・金額・重さ、商品個々のタグ・大きさ、顧客のタグ、住所郵便番号など様々な条件に対してルールを設定することが可能です。もちろん、複数商品がカゴに入った場合のルール条件も詳細設定が可能
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Shopifyで他の販売チャネルで販売する

Shopifyは、自分のストアを運営することを目的としていますが、もちろん販路を増やすことはサイトオーナーにとって必要になってくることだと思います。Shopifyを使うことで以下のようなプラットフォームに商品を簡単に販売することができます。

  • Facebookで製品を直接販売  →  ShopifyはFacebookページにショップセクションを作成します。
  • 製品に タグを付けて、Instagramで製品を販売します。
  • Pinterestビジネスアカウントを持っている場合は、ピンタレストでも販売することができます。
  • ShopifyストアをAmazon  に接続して、世界最大のマーケットで販売することもできます。
  • eBayも利用できます。
  • 日本のマーケットだと楽天市場にも対応するようになりました。

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Shopifyオンラインマーケティング機能

Shopifyはただストアを構築できるサービスだけでなく、顧客をサイトに呼ぶためのマーケティングツールも兼ね備えています。

クーポン機能

Shopifyストアに割引コードを簡単に追加できます。一定金額、パーセンテージ、送料無料のコードを設定したり、製品Aを購入すると製品Bが無料になる等の設定もできます。

  • 固定金額の割引
  • パーセントで割引
  • 送料無料にする
  • 製品Aを購入すると製品Bが無料(もしくは割引き)

クーポンの発行方法

Shopifyのデフォルトの機能でクーポンを発行できます。
「ディスカウント」に進みます。 右上の「ディスカウントを作成する」から新規作成ができます。
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クーポンでは以下の内容を決めることができます。
  • クーポンコード(HAPPY123などのコード)
  • タイプ(割引率、定額、無料配送、Xを購入するとYをプレゼント)
  • 適用対象
  • 最小要件
  • お客様の資格
  • 利用制限
  • 有効日

割引率

%で設定ができます。また、対象商品(もしくはコレクション)を指定できます。
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定額

固定金額で設定が可能。また、対象商品(もしくはコレクション)を指定できます。
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送料無料

国を指定して適応させることができます。また、あまりにも購入金額が高い場合に除外することができます。
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Xを購入するとYをプレゼント

特定の商品(またはコレクション)をX個購入すると、Yが割引だったり、特定の商品をXXXXX円分購入すると、Yが割引という設定ができます。Yを無料にすることもできます。
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お客様の資格

すべての顧客に適応するか、一部の顧客に適応するかを設定可能
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利用制限

クーポンを利用できる回数の制限が可能。
1ユーザー1回のみというルールも設定可能
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有効日

クーポンが使える日時範囲を指定可能。
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決済画面で、このようにクーポンコード入力フィードが表示されます。入力すると、以下のように小計が更新されます。
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自動ディスカウント

自動ディスカウントは、ユーザーがコードを入力しなくても適応される割引になります。 NewYearやクリスマス割引などに利用できます。
・割引率
・定額
・Xを購入するとYをプレゼント
のルールがあります。
image.png
自動ディスカウントも通常のクーポンと同じで対象商品、最低注文金額、有効期限の設定ができます。
実際にはこのように表示されます。 自動クーポンが適当されている場合は、別のクーポンとの兼ね合いはできなくなります。
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ギフトカード

Shopifyではギフトカードの販売も行うことができます。例えば1000円でギフトカードを購入すると1,100円分のお買いものができるという設定も可能です。

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Shopifyのカゴ落ち対策

海外のデータによると、オンライストアのカゴ落ち率は60%を超えています。3人に2人はカゴに入れたままで決済を行わないということになります。

statista放棄されたカート

Shopifyではデフォルトでカゴ落ちリマインダーの機能が付いています。このリマインダーはカスタマイズ可能で、例えば購入が完了していないユーザーにい割引クーポン付きのメールを送信することができます。(ユーザーのEメールがわかる場合)

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上記のように送信時間に制限がありますが、基本的には利用した方がいいと思います。今後はカート内金額や細かい時間に関して設定ができるといいですね。

アプリを利用すればカゴ落ちに関する細かい設定も行うことができます。

実店舗でのShopify販売

Shopifyはオンライストアのサービスですが、実店舗でも利用することができます。ShopifyのPoS(販売時点管理)を実際の販売チャネルと統合できます。POSレジと連携することで、Shopifyバックエンドと完全に統合されるため、レポート、在庫管理、価格などが自動的に同期されます。

Shopify PoSアプリ (スマートフォンやタブレットなど)を使用してアイテムを販売し、支払いを受け入れることで、小規模から始めることができます。

 

ShopifyのSEO

基本的にはShopifyはSEOフレンドリーな仕組みになっていますが、専門家の視点から言えば完璧ではありません。理由は以下になります。

  • ShopifyのURL構造は100%カスタマイズ可能ではありません。たとえば、商品ページのURLには常に「/ products /」が含まれますが、これは変更できません。
  • Shopify はRobots.txtファイルを自動生成しますが、残念ながらこれをカスタマイズすることはできません。
  • Shopify はサブカテゴリの作成が基本的にはできません。これは、SEOの悩みの種になる場合があります。
  • Eコマース以外のコンテンツは簡単に作成できますが、多少制限される場合があります(ウィジェットやマップを簡単に追加できないなど)。時には、全体的なSEO戦略をサポートするために、もう少し(コンテンツ)柔軟性が必要になる場合があります。

上記の内容は少しネックになりますが、基本的にはSEOフレンドリーになっています。各商品ごとに簡単にSEOのメタ設定を行うことができますし、商品公開後にURLを変えたとしても自動的にリダイレクトを行ってくれるので、404のエラーが発生することはありません。個人的にはこの部分はとても気に入っています。

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Shopifyのブログ

Shopifyには 、コンテンツマーケティング戦略に使用できるブログが付属しています。Weebly やWordPressなどのプラットフォームと比較すると、劣っている部分もありますが簡単なブログを行うには十分な機能だと思います。

PROS:
  • 店舗サイトと完全に連携されている
  • タグを簡単に追加可能
  • 複数の著者を設定可能
  • SEOパラメータはカスタマイズ可能
CONS:
  • エディターは少し古く感じ、多くの要素(ギャラリーなど)が付属していない
  • ブログのレイアウトが思ったほど柔軟ではない
  • カテゴリがないので、タグを使用する必要がある
  • Disqusのようなコメントシステムを追加するのが難しい
  • 関連する投稿機能がない(テーマによります)
  • ブログ投稿に製品を綺麗に埋め込むことはできない
Shopify App Storeからアプリをインストールすると、ブログ機能を改善できます。

↓ブログ以外にもカスタムページを作成することもできますが、Wixなどと比べるとかなりエディター機能が制限されていて、基本的にはテキスト(Html)のカスタマイズしかできません。ここはもっと改善されることを期待しています。

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Shopifyのレポート機能

Shopifyのレポート機能はプランに関係なくとても高度です。GoogleAnalytics並みのレポートを簡単に見ることができるので、普通にオンライストアを運営する分には十分です。(もちろんGoogleAnalyticsとも簡単に連携できます。)

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↓リアルタイムレポートもあるので、今何人サイト上に居るのかも簡単にわかります。

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Shopify アプリストア

アプリ管理

Shopifyには、拡張機能を追加するためのストアがあります。WordPressでいうプラグインのようなイメージです。2020年時点ではShopifyアプリは4000個以上あるとされています。アプリを使うことで、自分でカスタマイズすることなく簡単に欲しい機能を追加することができます。

4000個中、無料のアプリは1000個ほどあり、その他はすべて有料アプリになります。Shopifyのアプリは買い切り型ではなく、毎月課金型になります。

Shopifyのサポートとフォーラム

 

メール、電話、またはライブチャットでShopify 24時間サポートに連絡できます。(日本の場合はメール、掲示板コミュニティ、Tiwtterのみ)サポートエキスパートの 1人が あなたの質問にしっかりと対応してくれます。個人的な経験だと日本語サポートよりも英語サポートの方が遥かに対応がよく、的確なアドバイスをくれます。 ただし、この部分は誰が対応してくれるかによって質は異なってくるので注意です。

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サポートに直接質問するのもいいですが、Shopifyコミュニティという掲示板もあるので、ここで回答を得ることもできます。個人的にこのコミュニティは何回も利用しています。Shopifyのアカウントがあれば誰でもなんでも投稿することができ、サポートスタッフが回答をしてくれます。また必要に応じて、Shopifyスタッフ以外にも回答を知っている人であれば他のエキスパートの人が答えてくれる場合もあります。

セキュリティとバックアップ

WordPressや他のCMSとは異なり、Shopifyは バックグラウンドで更新とセキュリティ問題を処理してくれます。これはとても助かります。

筆者はWordPressプラグインの更新がうまくいかなかったり、セキュリティエラーが見つかり何時間も費やしたことがありますが、Shopifyの場合はそのようなことは起こりません。

Shopifyでは、バックアップシステムを導入 していますが、しっかりと必要なデータをバックアップしたい場合は、有料のアプリを利用してしっかりと自分でバックアップすることをオススメします。

結論

いかがでしたでしょうか?Shopifyはかなり多機能なサービスなのですべてをレビューすることはできませんでしたが、大体の概要は掴んでいただけたと思います。個人的には少しの欠点に目を瞑れば一番便利なサービスだと思います。

個人的に好きな点

  • 有料なので、しっかりとしたサポートを受けることができる
  • ホスティングなどもすべて含まれている
  • 商品画像など追加し放題
  • 追加のチャンネルと連携できる(Facebook、instagram, Amazon、楽天などと連携)
  • 簡単にショップを始めることができる
  • デザインもモバイルフレンドリー
  • 高度なレポート機能
  • 大規模ストアにも対応
  • 4000個以上のアプリという拡張機能(プラグイン)によって多くの機能を追加できる
  • クーポンやカゴ落ちなどのマーケティング機能も充実
  • メールのテンプレートのカスタマイズが可能
  • コードを簡単にカスタマイズすることができます。
  • 他のサービスとの連携が豊富

個人的に物足りないと感じる点

  • 日本向けの配送の仕組みにはまだ対応していない(アプリを使っても日時指定が難しい)
  • 代引きの手数料をもう少しスムーズに設定できるといい
  • ブログ機能がもう少しカスタマイズできるといい
  • カスタムページにもページビルダーを取りれて欲しい
  • デフォルトで多言語ストアに対応して欲しい

逆に言ってしまえば、この5点に目を瞑ればShopifyは完璧なサービスだと思います。筆者はWooCommerceの開発なども行いましたが、セキュリティやバックアップの面からもShopifyの方が長期的に見たら扱いやすいと感じました。

長いレビューになりましたが、Shopifyについて理解していただければ幸いです。Shopifyは無料で14日間のトライアルがあるので、是非管理画面などを見ていただければと思います!

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よくある質問

Shopifyとは何ですか?

Shopifyは、ビジネスのスタート、運営、管理を可能にするオールインワンのEコマースプラットフォームです。Shopifyは完全にクラウドベースでホストされているため、ソフトウェアやウェブサーバーのアップグレードやメンテナンスについて心配する必要はありません。これにより、インターネット接続があれば、どこからでもビジネスにアクセスして実行できます。スマホアプリもあります。

Shopifyの費用はいくらですか?

Shopifyにはクレジットカード不要の14日間の無料トライアルがあります。そして有料プランは月額29ドルから始めることができます。

Shopifyで自分のドメイン名を使用できますか?

はい。利用できます。難しい設定はありません。

Shopifyはどの国で使用できますか?

Shopifyは元々はカナダのサービスですが、現在はほとんどの国と地域で利用できます。もちろん日本でも利用ができ、日本語にもしっかりと対応しています。

Shopifyでドロップシッピングできますか?

はい。無料のアプリがあるので、簡単に始めることができます。クチコミネットにその記事も掲載していますので、ご確認ください。

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3 Comments
  1. 国内のサービスかShopifyで悩んでいたのでとても参考になりました。この感じですと断然Shopifyの方がいいと思いました。ありがとうございます。

  2. Twitterからきました。現在はEC-CUBEを使っているのですが、サポートや拡張性などを考えるとShopifyの方が断然いいと思いました。とても詳細な情報をありがとうございます。

  3. WooCommerceをずっと使っていましたが、こうやって見てみるとShopifyは素晴らしいですね。切り替えを検討してみたくなりました。

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