編集部では、高速バス予約・比較サービス「ヨヤクトル」について、実際に複数路線・複数日程で検索を行い、率直な視点で検証しました。結論から言うと、「使えなくはないが、積極的におすすめできるサービスか」と問われると、 現時点では評価はあまり高くありません。
まず、サイト自体はSSLで保護されており、特定商取引法に基づく表記や運営会社名も確認できます。そのため、法的に怪しいサイトという印象はありません。しかし、最低限の要件は満たしているものの、それ以上の安心感や信頼感を与える設計にはなっていないと感じました。
価格比較という点での正直な評価
本来、この手のサービスで最も重要なのは「本当に安いバスが見つかるのか」という点です。同じ日付・同じ条件で 高速バスドットコム や バス比較なび と比較しましたが、正直なところ、ヨヤクトルの検索結果が優位に立つ場面はほとんどありませんでした。
複数の路線で試しましたが、他の大手比較サイトの方が安い便が表示されるケースが多く、価格面での強みは感じられません。
「比較サイト」を名乗る以上、最安値や選択肢の広さで劣ってしまうのは致命的で、わざわざヨヤクトルを使う理由が見えにくいというのが編集部の率直な感想です。
UI・使い勝手について感じたこと
UIは全体的にシンプルで、検索結果はカード形式で整理されており、情報自体は一応見やすくまとまっています。ただし、他の高速バス比較サイトでは一般的に掲載されているバスの写真がなく、視覚的な情報がかなり乏しい印象です。
初めて利用するユーザーにとっては、バスの雰囲気や車両イメージが掴めず、不親切に感じるでしょう。
また、主要エリアはすぐに選択できる一方で、地方の都道府県を指定する場合は何度もクリックが必要になります。頻繁に地方路線を探すユーザーにとっては、操作性の悪さがストレスになる可能性があります。
サービスとしての完成度・独自性
機能面についても、正直なところ特別な魅力は感じられません。バス会社や検索系のAPIを使えば、個人開発レベルでも実装できそうな範囲に収まっており、現在であればノーコードツールやAIアプリ作成ツールでも、より洗練されたUIやUXのサービスを作れる時代です。
そう考えると、ヨヤクトルならではの独自性や「ここが優れている」と言えるポイントが見当たらないのが実情です。
会員登録・安全性について
会員登録は、性別・名前・パスワードなど最低限の情報だけで完了し、住所入力が不要なのは評価できる点です。この点は利用者の負担が少なく、好印象でした。

ネット上では「怪しい」という声も見られますが、運営会社が明記され、特商法表記も確認できることから、危険なサイトと断定できる要素はありません。ただし、全体的にデザインや説明が簡素すぎるため、初見ユーザーに十分な安心感を与えられていないことが、「怪しい」という印象につながっている可能性は高いと感じました。
総合的な印象
総合的に見ると、ヨヤクトルは「最低限使える高速バス検索サイト」ではあるものの、価格面・情報量・操作性のいずれにおいても、既存の大手比較サイトを上回る強みは見当たりません。
編集部としては、現状ではあえてヨヤクトルを選ぶ理由は乏しく、高速バスドットコムやバス比較なびを併用、もしくは優先的に利用した方が合理的だという結論に至りました。
今後、掲載路線の拡充や価格面での競争力、UI・情報量の改善が行われれば評価は変わる可能性がありますが、少なくとも現時点では「正直あまり良くないサービス」という評価が妥当だと判断しています。