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いわゆる「iPhone SE 4」は「iPhone 16E」と名付けられるかもしれない

いわゆる「iPhone SE 4」は「iPhone 16E」と名付けられるかもしれない

Appleは、3月に第4世代のiPhone SEを発売すると予想されていますが、このデバイスには別の名称が付けられる可能性があると噂されています。

iPhone SE 4の名称変更の可能性

第3世代iPhone SEの後継機は「iPhone 16E」と命名されるとのことです。この情報は、中国のSNSプラットフォームWeiboで200万人以上のフォロワーを持つアカウント「Fixed Focus Digital」が12月13日に投稿した内容に基づいています。また、12月31日には、X(旧Twitter)上で情報提供を行う「Majin Bu」というリーカーも、同デバイスが「iPhone 16E」と呼ばれる可能性を示唆しています。

この名称が大文字の「E」になるのか、小文字の「e」になるのか、あるいは「E」が四角で囲まれる形になるのかは不明です。また、「iPhone 16 SE」になる可能性もあります。もしくは、この噂自体が誤りであり、Appleが従来の「iPhone SE」のブランド名を維持する可能性もあります。

信頼性の低い情報源?

「Fixed Focus Digital」は、Apple関連の噂においてまだ十分な実績があるとは言えません。このアカウントは以前、「iPhone 16 Proモデルに新色のブロンズフィニッシュが登場する」と正確に予測しましたが、最終的には「Desert Titanium」という名称で既に他の噂が存在していました。一方で、iPhone 16とiPhone 16 Plusのカラーバリエーションに関する予測は外れました。iPhone SEの後継機が「iPhone 16E」として登場し、iPhone 16と同じシャーシを使用するという主張が正しいかどうかで、このアカウントの信頼性が試されることになりそうです。

デバイスの特徴と価格の予想

いずれにせよ、このデバイスはベースモデルのiPhone 14(またはiPhone 16)と似たデザインになると言われています。噂されている特徴には以下が含まれます:

  • 6.1インチのOLEDディスプレイ
  • Face ID
  • USB-Cポート
  • 48メガピクセルの単一リアカメラ
  • 新しいAシリーズチップと8GBのRAM(Apple Intelligence向け)
  • Apple初の自社設計5Gモデム

ただし、iPhone 15 Proモデルで初登場した「アクションボタン」が搭載されるかどうかは不明です。

現行のiPhone SEは、2022年3月にオンラインイベントで発表されました。このデバイスはiPhone 8に似たデザインで、Touch IDボタン、Lightningポート、画面の太いベゼルなど、古い仕様が特徴です。アメリカでは現在、iPhone SEの価格は429ドルからですが、次期モデルでは少なくとも若干の値上げが予想されます。

なぜ「iPhone 16E」なのか?

噂されている「iPhone 16E」という名称は、Appleがエントリーモデルの位置付けをラインナップ内で引き上げようとしている意図を示している可能性があります。「16」というブランディングは、フラッグシップモデルであるiPhone 16シリーズと直接結びつけられ、一方で「E」は、やや古いハードウェアを搭載した、より手頃なモデルを意味しているのかもしれません。

また、リーク情報によると、このデバイスは前モデルと同様にブラックとホワイトのカラーバリエーションで提供される可能性があります。ただし、Appleのネーミングの決定はしばしば予想外であることから、この名前がそのまま採用される保証はありません。

「iPhone 16E」というアイデアは興味深いものの、慎重な見方も必要です。Majin Buはリーカーとして信頼性が高いわけではありません。また、新しい名称が従来のAppleユーザーにとって馴染みにくく感じられ、混乱を招き、販売が伸び悩む可能性もあります。

名称がどうであれ、次期iPhone SEはAppleのエントリーモデルにとって大きな進化となりそうです。iPhone 14に基づくデザインの採用に加え、OLEDディスプレイやアクションボタンの搭載の可能性が示唆されており、これまでのSEモデルと比較して大幅なアップグレードになると予想されています。

Appleはこの新型デバイスを2025年初頭に、他のアップデートされたiPhoneラインナップと共に発表する可能性が高いと見られています。それまでは名称や機能についての情報は推測の域を出ませんが、このリデザインは、競争が激しい市場でSEシリーズの存在感を維持するための正しい方向への一歩といえるでしょう。